令和6年8月9日。長崎県では「県民祈りの日」と定めています。
県内の学校は登校日となっており、今年は平戸市立山田小学校さんからお声がけいただき、「生月島の戦争遺跡」と題してお話をさせていただきました。
1年生から6年生まで幅広い年齢の子どもたちに伝えるというのは、大人に向けて話すより難しいと感じています。
でも「どうせわからないから」と開き直るのではなく、私の目的は「子どもたちに伝える」ということなので、自分の語彙力を総動員してわかりやすく丁寧にかみ砕いてお話ししたつもりです。子どもたちに伝わるなら大人にも伝わります。その中で高学年の子が最後まで食い入るような顔つきで聞いてくれていたのが印象的でした。
ここ生月でも2回ほど機銃掃射を受けていて、どの部隊からの攻撃か調べてみたら、沖縄から飛んできた米陸軍航空軍のとある部隊ということがわかりました。
足元にもあった戦争。いつの日か生月にある戦争遺構に実際に子どもたちを連れて行って、その曇りなき目で見て肌で感じ遺跡の発する言葉なきメッセージを感じ取ってくれたらいいなと思っています。